いやー、失敗したー。大失態。
しかも自分の得意としてたはずのエリアで失敗した―。
みなさん、そんな経験ありませんか?
ぼくはあります。つい昨日発生。
振り返るのもつらいけど、失敗から得るものはとても大きいはず。ここで反省して次に生かそうと思ってます。
何で失敗したかっていうと、プレゼンテーションです。プレゼン。
ぼく自身、結構場数も踏んできて自信があったんだけど、昨日は頭真っ白。何話してるのか自分でも分からないー、って状態に陥ったわ。
恥ずかしさと悔しさで昨日の夜はうまく眠れず。その時に色々と振り返ったんだけど、人に的確に情報を伝えて動機を与えるようなプレゼンテーションをするために必要な事は以下の点ですね。
- 話す内容のストーリーを明確にする
- 話す内容を覚える
- 声に出して練習する
- 本番はどうにかなると思って楽観的に望む
どれも基本的なことだけど、やっぱりこれらが重要だなと再認識。
さて、ぼくは何で大失敗したんでしょうか。昨日のプレゼンにはどうやって臨んだのか考えました。
中国語学校のホームパーティで、中国語で自己紹介プレゼン
ぼくは中国語勉強してるんですが、週一回、週末に学校行って授業を受けてます。それを5年間続けて、そこそこのレベルにはなってきました。
最近日常会話もできるようになってきたし、上級の検定試験も受かったりで、少しずつ自信が持てるようになってきてました。
通ってる学校でも一番上のクラスで(始めたときはもちろん一番下のクラスね)、現時点の行内では一番できるレイヤーだと先生にも言われてたりします。時間かけてますからね。笑
で、昨日はその学校の校長先生が主催のホームパーティに参加しました。
ぼく以外にも生徒さんは15名くらい来てました。
校長先生は良くホームパーティ開いてて、生徒さんを無料で招待してるんです。(これまでに1000人以上呼んだって言ってますから、相当やってますよね。笑)
パーティ無料は嬉しいんですが、もちろんこちらからも何かしら提供するものを求められてて、それが中国語でもプレゼンなんですね。
ぼくもこれまで何度かホームパーティに参加してきたので、そのことは承知でした。先生からもプレゼン準備しといてねって言われてたし。
というわけで中国語で自己紹介プレゼンに臨んだわけです。
どれだけ準備したか? 本当に準備ゼロで臨んだ。
そう、無駄に自信があったぼくは準備ナシで当日に臨んでしまったんです!
というのも日常会話で自己紹介する事はよくあるし、今更練習しなくても普段通り喋ればいいだろうっていうフランクな気持ちでいたんですね。
これ何て言うんでしたっけ?欺瞞?自信過剰?調子に乗ってる?
そして当日。パーティの食事もひと段落し、いよいよプレゼンタイムに突入。
勉強時間の浅い方からプレゼンが始まりました。
生徒さんはみんな日本人です。皆さんしっかり準備してきてました。
さすが日本人。世界に誇る勤勉さです。これは本当に世界に誇れる国民性。
勉強始めたたての方たちは紙を見ながらって感じでしたが(ぼくも始めそうでした)、中級くらいになると何も見ずに中国語でプレゼンしてました。
それを見てる間もぼくは、『おお、上手じゃん。』みたいなちょっと上から目線な気持ちでいました。ほんとアホ。恥ずかしい。
で、いざ自分の番になったらどうなったか。。
頭真っ白。何話してるか分からん。
プレゼンのルールは、まず日本語で話してから、同じ内容を中国語で話すというもの。
ぼくの出番が来た時に、先生はぼくの紹介をしてくれました。
『彼は今学校の中で一番レベルが高い生徒です。仕事でも通用するくらいです。発音もきれいで、私の自慢の生徒です。みなさんも頑張ったら彼みたいになれますよ。ではお願いします。』
と最高にプレッシャーのかかる前置き。
そして、ぼくは堂々と日本語で話し始めました。
- 私の名前はOOOと申します。
- 私は中国語を勉強して5年です。この学校でゼロから勉強を始めました。実際に学校で勉強した時間は300時間以上で、最近ずいぶん上達してきました。
- 去年はHSK(中国語検定)5級受かったんですが、特に準備するわけでもなく気軽に受けて簡単に受かりました。今年は一番難しい6級に挑戦します。今回も簡単に受かりたいなと思います。
みたいなとてもシンプルな内容。
で、その次に中国語で話し始めました。
- 我叫OOO。
- 我学中文已经5年了。我是在这个学校从零开始学的。实际上课时间是300左右个小时。我觉得最近我的中文进步了多。(あれ?) 很多 (あれ?) 进步了(?)
- 去年我・・・(あれ、なんだっけ? ああ、HSKだ。)考过了HSK5级了(あれ? 了って必要だっけ? やべぇわかんね。 やべぇ次なんだっけ、忘れた。ちょっとナシナシ。もうやめようこれー!助けてー。)
脳内錯乱状態。頭真っ白。何も思いつかない。
完全に自分で何話してるか分からくなっちゃった。
周りを見渡せばみんな真面目にぼくのことを見て聞いてくれてる。その目が痛い。私は貝になりたい。本気でそう思いました。
そして、何度も沈黙の時間を作りながら、完全に片言の中国語で、顔を引きつらせながら、だれよりもお粗末なプレゼンを何とか終了しました。
プレゼン終わったとき先生はフォローしてくれました。
彼は本当はもっと上手に喋れるんですが、今日はちょっとあれでしたけど。まあ、ホームページに彼の動画あるから、そちらを見てください。
そのフォロー有難いけど、なんかとっても傷つくわ。
とにかく、先生、期待を裏切って本当にごめんなさい。そしてぼくとっても恥ずかしいです。
準備不足がもたらす結果は失敗のみだ。
今回の大失態からぼくはとても重要なことを学びました。
それは、準備しないと確実に失敗するということ。
当たり前ですよね。
でも、そんな当たり前のことを忘れちゃうことってあるんですね。勉強になったよ。
今まで上手くいったプレゼンは全部周到に準備してきたものだった
そんなぼくですが、プレゼンは得意分野だったんですよ。恥ずかしながら。
なんでうまくいってたか考えたんですけど、やっぱり準備と練習だったなと。
話のストーリー考えて、分かりやすいように構成して、資料も自分の言葉で作り上げて、その資料を基に何度も読み返して。
本番前に同僚とか呼んで、無理やりプレゼンする機会を作って練習して。それだけやってれば自信もつくし、どの場面でどんな反応されるか分かる。単純に慣れるんですよね。
で、臨んだ本番が大成功。っていうのがぼくの勝ちパターンでした。
その勝ちパターンを何度か経験して得た自信が、仇になった。
そういうことです。
自信過剰で手を抜いたのがダイレクトに自分に跳ね返ってきた。大失敗して大失態。
ほんと、調子に乗った瞬間に地に落ちていきますね。痛いほど良く分かった。
まとめ
ということで、ぼくは大失敗したんですが、そこから大切な事を学びました。
プレゼンに限らず、何でも同じと思いますが、やはり準備をすることはとても大事。
『悲観的に準備して、楽観的に本番に臨む。』
これですね。
ぼくはもう調子に乗って準備を怠るような事はしません。あんな辛い経験はもうコリゴリだー!