【中国語学習】アウトプットのすすめ

アウトプットをすることで自分の能力を高めるのである

あなたは自分の能力を高めるためにどんな努力をしていますか?
本を読んだり、資格の勉強をしたりでしょうか。
学校に通って新しい知識を得る努力をしているのかもしれません。
それでも多少は自分の能力があがる(=できる事が増える)でしょう。でも劇的な効果があるかというとそうではありません。

能力を上げるための2つの条件

自分の能力をあげるため、即ち何かをできるようになるには2つの条件を満たす必要があります。
一つは知識をつけること、そしてもう一つはその知識を活用して行動に繋げることです。
つまり自分の頭の中に新たな情報を入れ込むインプット活動とと、その情報を外に向かって発するアウトプット活動の両方行うことによって自分の能力が高まるという事です。

ですので、本を読んだり資格の勉強をするだけでは能力はあがらないということになります。これは資格を取ったとしても同じことです。その資格を取得したとしても、それをアウトプットすることが無ければ、自分ができる事の幅が広がるわけではないのです。

例えば経営全般の学問を修めたという証であるMBAという資格がありますが、「MBAを持っている」=「経営ができる」ということにはなりません。

MBAというのはMaster of Business Administrationの頭文字をとったもので、経営学修士の事です。大学院で経営学を専攻して卒業すれば取得できる修士号です。私もかつてアメリカの大学院に留学して経営学修士を卒業したので、いわゆるMBAホルダーです。

一般的にMBAでは経営に関わる分野全てをカバーして体系的に勉強します。勉強する対象の分野には、お金の出入りを管理する会計学だったり、ものを売るための仕組みを作るマーケティング、そして会社を経営するための戦略だったりノウハウを学ぶ経営学があります。

MBAではこれらの分野を教科書を使って学問として学び、その上でリアルな世界のビジネスを例にとってケーススタディをします。ケーススタディを通してクラスメイトとディスカッションをし、経営判断の疑似体験をする学び方です。そしてこれらクラスを履修して、大学院卒業に必要な単位を全て取ったら卒業、MBA取得、ということになります。

ところが、どれだけ苦労してMBAを取得したとしても、すぐに経営ができるようになる訳ではありません。学校に通って経営学全般を学んだというのはインプットしただけに過ぎないからです。それら知識を活用してリアルな世界で実践して始めて自分のできることの幅が広がるのです。

「知っている」と「できる」は全く違う

即ち、「知っている」という事と{できる}という事はイコールではないという事です。さらにいうと、「知っている」と「できる」の間には非常に大きなギャップがあります。「知っている」から「できる」のレベルになるためには必ずアウトプットの作業が必要です。アウトプットすることによってリアルな世界で有用な活用方法が身に付くのです。

大抵の場合はインプットした情報を元にアウトプットをしてもうまくいくことはありません。思っていた結果が出なかったというのは良くあることです。ただ、そこで問題の本質を見つけ出し、解決策を考え、実践してみる。そのアウトプットのサイクルを通して自ら見つけ出した事で始めて自分の能力が高まるのです。

そのアウトプットという行動を経なければ、せっかくインプットした知識は自分の血となり骨となることは残念ながらありません。そして時間が経つにつれてインプットした知識も忘却の彼方に去って行ってしまいます。

実際私もMBAを取得したは良いものの、それをアウトプットすることをしなかったために無用の長持つとなってしまいました。逆にMBAホルダーなんだから優秀なんでしょうみたいな無駄な期待感を相手に持たせてしまって実際はたいしたことない、みたいな残念な状況を創り出すこともあるくらいです。

なので「インプット」したことは「アウトプット」する習慣をつけましょう。でないとあなたのインプットも私のMBAと同じように「使えない資格」になっていまします。

語学学習におけるアウトプットの重要性

ここまでで「アウトプットすることによってのみ自分の能力があがるのである」ということが理解できたと思います。

この事実は語学学習においてももちろんあてはまります。机上で勉強した語学は実践で使わない限り全く使えません。

これは分かりますよね?日本人であれば英語が最たる例です。日本で行われている一般的な英語教育は机上のものです。即ち文法を学び、単語を覚え、学校のテストやTOEICなどのテストを受ける。大抵このパターンに当てはまると思います。そしてテストで高得点を取れた、けれども実際に英語を使ってコミュニケーションがとれない、とか英語でビジネス文書が書けないなんていうのは良くある話です。

これはまさにアウトプットの部分が欠如しているからに他なりません。勉強で詰め込んだ情報を外に向かって発していないから、自分のものに出来ていない状態だということです。

この状態を突破して語学を自分のものにするためにはアウトプットをすること以外に方法はありません。

会話ができるようになるためには、学んだ文法と単語を駆使して文章を組み立て、それを自分の口から発して相手に伝えます。すると相手が理解してくれるかもしれないし、理解してくれないかもしれない。理解してくれないのであれば、自分のアウトプットが間違っていたということが分かるので、正しい答えを調べます。そして、その「間違っていた」という事実と、「正しい答え」を再度インプットします。インプットした次はアウトプットです。今度はきっと相手に伝わるでしょう。

このようにして、リアルな世界で実践アウトプットすることによって能力は高まるのです。そしてこの事はあなたの中で成功体験として記憶に刻まれ、また同時に自信にも繋がります。

まとめ

あなたは言語学習する時、どのように勉強していますか?
インプットしただけで満足していませんか?インプット自体は学習の第一歩なので疎かにしてはいけません。ただし、インプットだけの学習をしていても新しい事ができるようにはなりません。そのことを常に意識して、インプットしたら必ずアウトプットするようにしてください。

語学学習においてアウトプットすることは必須事項です。アウトプットをする事で自分がどこまで理解できているのかが明確に分かります。自分ができていない箇所を知り、そこを修正していくことで徐々に上達するものです。

インプット→アウトプット→改善→インプット→アウトプット→改善・・・

このサイクルを回して自分の出来る事を増やしていきましょう。


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