被構文

被構文

被構文は「~される」という受け身の意味を表します。

日本語では良い意味でも悪い意味でも受け身文で表現しますが、中国語の受け身文(被構文)では不幸な事や不運な事、つまり悪い事を表現する時に使います。

被構文では、主語(受け手)が行為者(仕手 ↞しばしば省略される)によって動詞の行動をされる、という意味で訳します。

主語 名詞 動詞 和訳
小孩子 妈妈 骂了。 子供は母親に叱られた。
被構文と把構文

被構文の語順は、把構文と似ていますが動詞に関するルールは異なります。

把構文では、動詞には必ず補語や「了」を伴い、処置を行ってその結果どうなったのかまでを表現する必要がありますが、被構文ではそのルールはありません。

つまり、被構文は単独の動詞で文を完結することもできます。

上の例で言うと、小孩子被妈妈骂。でも文の構成として間違いではありません。

例文

玩具妹妹打破了

wán jù bèi mèi mei dǎ pò le

おもちゃは妹に壊された。

喝光了。

shuǐ bēi hē guāng le

水は(みんなに)飲み干された。

小王不降职。

xiǎo wáng bú bèi jiàng zhí

王さんは(会社に)降格させられない。

被構文で表現しない受け身の表現

冒頭でも説明しましたが、被構文は悪い意味で使う表現方法なので、悪い意味を含まない文では被構文は使われません。

日本語では良い意味でもフラットな意味でも受け身表現が良く使われますが、それらの文を中国語に翻訳する際に被構文を使うと違和感があるので注意しましょう。

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