在乌节路的咖啡店
ここでは中国語の初級講座として、中国語の基礎から勉強していきます。
新しい言語を学ぶからには、すぐに実践で使えるようになりたいですよね!
そんなあなた、まずは日常会話で出てくるフレーズから学んでいきましょう。
日常会話で出てくる表現は、暗記してしまうのがベストです。(語学の習得というのは、即ちその言語を暗記することですからね!)
以下の会話文を読んで、暗記して、実際に使ってみましょう!
中国語の発音やピンインの読み方が分からなかったら、まずは中国語の発音を学びましょう!
日常会話スクリプト
以下の会話スクリプトは、シンガポールのオーチャード通り(乌节路)にあるカフェでの交流会での会話です。
1章から4章までで、中国語の基本的な表現方法を学んできました。
今回はそれらを復習しながら進めていきましょう。
达达:你好! 你 叫 什么 名字? 你好! 你叫什么名字?
こんにちは!あなたの名前は何ですか?
卡西:我 叫 卡西。你 呢? 我叫卡西。你呢?
私は卡西です。あなたは?
达达:我 叫 达达。我 是 从 日本 来 的 留学生。
我 的 专业 是 经营。你 呢? 我叫达达。我是从日本来的留学生。我的专业是经营。你呢?
私は达达と言います。日本から来た留学生です。
専攻は経営です。あなたは?
卡西:我 是 从 越南 来 的。我 的 专业 是 国际 关系。 我是从越南来的。我的专业是国际关系。
私はベトナムから来ました。専攻は国際関係です。
达达:你 的 大学 在 哪儿? 你的大学在哪儿?
大学はどこにあるんですか?
卡西:在 多美歌 的 东边。 在多美歌的东边。
ドビーゴート駅の東側です。
———-
达达:请问,卫生间 在 哪儿? 请问,卫生间在哪儿?
すみません、トイレはどこですか?
服务员:在 那儿,对面 餐馆 的 左边。 在那儿,对面餐馆的左边。
あそこです。向かいのレストランの左側。
达达:是 泰国菜 的 餐馆 吗? 是泰国菜的餐馆吗?
タイ料理のレストランですか?
服务员:对。 对。
そうです。
中国語って聞くと、日本人の発想としては語尾に「アル」をつけるイメージありますよね?
あなたも一度は真似したことがあると思います。
「分かったアル」とか「食べるアル」みたいに茶化した感じで。笑
このイメージ、どこから来ているかというと、中国語の普通語(中国政府が推奨している共通語)の発音なんです。
普通語は中国北部の北京の言葉を指しています。
中国北部は舌を反らせる発音が特徴で、それをアル化と言います。
「アル」は漢字で書くと「儿 (er)」です。
今回の会話スクリプトでも「哪儿」「玩儿」とか出てきましたが、これらがアル化です。
「アル」事態には意味はなく、発音の特徴です。
このアル化を使いこなして舌を巻きまくりの発音をする中国人は基本的には中国北部出身の方なんですね。
では、上海などの南部の人はどうかというと、アル化の発音は控えめです。
中国南部の人は舌を巻かずにフラットな発音をします。
例えば上記の「哪儿」「玩儿」などは舌を巻かずに「ナーリ」「ワン」と発音します。
シンガポールや台湾など中国語を日常的に話す国でも、基本的にはアル化の発音はしません。
私達外国人が中国語を学ぶときは、基本的に普通語を学びますし、教材も普通語を元に作られているので、必然的にこの「アル化」を学ぶことになります。
ですが、実際には「アル化」の発音は気にしなくても(できなくても)日常会話に支障はありません。
重要なのは音の上げ下げである四声と、音の発し方(ピンインの読み方)です。
中国は広いので色々な種類の民族がいて、たくさんの方言があります。
例え中国人であっても理解できない方言も多々あり交流に支障があるので、中国北部の北京で使われている言葉が共通的な公用語である普通語として定められました。
中国語の事を英語ではマンダリン(Mandarin)と言いますが、このマンダリンも普通語を指しています。
新しい単語
スクリプトで出てきた新しい単語をリストアップします。
単語を学習する時も、必ず声に出して読みあげましょう!
単語 | 拼音 | 和訳 |
---|---|---|
从 | cóng | ~から |
专业 | zhuān yè | 専業/専門 |
经营 | jīng yíng | 経営 |
越南 | yuè nán | ベトナム |
国际 | guó jì | 国際 |
关系 | guān xì | 関係 |
大学 | dà xué | 大学 |
多美歌 | duō měi gē | ドビーゴート(駅の名前) |
卫生间 | wèi shēng jiān | トイレ |
对面 | duì miàn | 向かい |
餐馆 | cān guǎn | レストラン |
泰国菜 | tài guó cài | タイ料理 |
文法ポイント
文法はこちらのページでまとめているので、ざっと目を通すと全体像が見えて良いですよ。
1~4章の文法ポイントまとめ
1章から4章まで、以下の文法ポイントを学んできました。
一旦ここで復習しておきましょう。
文法ポイント | 例文 | 和訳 |
---|---|---|
A是B | 我是学生。 | 私は学生です。 |
否定形の「不」 | 我不是学生。 | 私は学生ではありません。 |
疑問文の「吗」 | 你吃饭了吗? | ご飯は食べましたか? |
複数形の「们」 | 你们好! | みなさんこんにちは。 |
類似項目の並存の「也」 | 我是日本人。她也是日本人。 | 私は日本人です。彼女も日本人です。 |
はしょり疑問文の「呢」 | 我打算明天走。你呢? | 私は明日行く予定です。あなたは? |
「これ」「あれ」指示代名詞 | 这东西是什么? | これは何ですか? |
疑問詞疑問文 | 什么时候开始呢? | いつ始まりますか? |
主語や目的語を修飾する「定語」 | 这是李老师的手机。 | これは李先生の携帯電話です。 |
存在を表す「在」「是」 | 马来西亚在新加坡的北边。 | マレーシアはシンガポールの北側にあります。 |
疑問詞「哪儿」 | 我的手机在哪儿? | 私の携帯電話はどこですか? |
復習・練習
学んだことを復習!
読んだだけで終わらせずに、実際に活用して自分のものにしましょう。
1. 単語の入れ替え
赤字の部分をかっこの中の単語に置き換えて発音してください。
A:我是日本人。
(大学生 / 律师 / 留学生)
A:我家在东京。
(大阪 – 新加坡 – 名古屋)
2. 単語を選択して穴埋め
以下から適切な単語を選んで空欄を埋めて下さい。
也 / 吗 / 呢 / 在 / 的
A:这本书是谁__________?
A:我是日本人。她__________是日本人。
A:明天你要工作__________?
A:请问,四川饭店__________哪儿?
3. 書き換え
以下の平叙文を否定文と疑問文に書き直してください。
- 我的手机在桌子上。(我的手机不在桌子上。 / 我的手机在哪儿?)
- 我爸爸在新加坡工作。
- 周末我打算在家休息。
- 卡西的专业是国际关系。
- 这是他的杂志。
4. 対話文の完成
以下の空欄を埋めて、対話文を完成させてください。
A: 你好!__________________?
B: 我叫达达,__________________?
A: 我叫哈娜。
A: __________________。我叫卡西。我是从越南来的留学生。我的专业是国际关系。
B: 认识你__________________。
A: 不好意思。
B: __________________。
A: 谢谢你。
B: __________________。
辛苦了!
1章から5章まで、中国語の基本的な文法や単語を学んできました。
これだけでもあなたは既に日常会話ができるレベルになっています。
本当かって?
試しに学んだフレーズを使って中国語が得意な友達や、中国人に話しかけてみてください。
きっと伝わりますから!
語学の上達にはアウトプットが何よりも大事
学んだことを実践で使ってこそ身に付くものですから、積極的に発信していきましょう。
もしかしたら自分が発した言葉は相手に伝わらないかもしれません。
でもそれもまたあなたにとってはプラスです。
伝わらなかったら、ショックを受けますけど、その経験が「何がいけなかったのか考えるきっかけ」になります。
そしてそれが更なる学習へのモチベーションに繋がります。
もしあなたが発した言葉が相手に伝わったら、それは小さな成功体験。
よっしゃ伝わった!と気分が上がって、これもまた学習へのモチベーションに繋がります。
いずれのケースにしても、発信することが次に進むためのきっかけになっています。
発信しさえすれば、結果が良くても悪くても、自分にとってはプラスになることは間違いありません。
逆に机上で学んだだけで発信を怠れば、上達せず語学学習へのモチベーションも維持できなくなってしまいます。
なのでどんどん発信していきましょう!
それが語学上達への最高の近道です。